WPW症候群

WPW症候群

WPW症候群

 

 

WPW症候群の再発予防としてカテーテルアブレーションが行われることもあります。 余分な副伝導路がある限り、頻拍発作は一生起こりえます。 ごくまれに、脈が遅くなる房室ブロックなどになりますが、現在では、WPW症候群に伴う頻拍発作に対して、第1選択の治療法になっています。

 

エックス線画像と心電図を見ながら、カテーテル(細い管)を心臓まで進めて、副伝導路のある場所で500キロ・ヘルツの高周波の電気を流します。WPW症候群は失神するなどの症状がある場合は危険があります。多くは放置しても自然に収まりますが長時間続く場合は、投薬により抑えます。 

 

電極と接している組織は壊死(えし)し、電気を通さない状態になります。頻繁に発作が出るようになると、突然死を招く重い不整脈に移行することがあるため、治療が必要です。

 

効果がなければATPやCa拮抗薬などが使用されます。WPW症候群は、別名「ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群」とも呼ばれています。合併症の頻度についてですが日本心臓ペーシング、電気生理学会のカテーテルアブレーション委員会報告の1999年度では1年間のカテーテルアブレーションが101例以上の施設が全国に17施設あって合併症頻度は0.3%、51〜100例と11〜50例の施設は共に0.6%、10例以下の施設では2.74%であったと報告されています。

 

いずれにしても確率としてはそれ程高いものとは言えないと思います。10例以下の施設での症例数が73例と少ないため単純には比較できませんが101例以上やっている施設であれば先ず安心と言えるのでは無いでしょうか?同じ報告で疾患別ではWPW症候群へのカテーテルアブレーションがもっとも多く全体の33.8%をしめ合併症頻度は0.6%であったと報告されています。

 

通常は洞結節から発した電気信号は心房を経由して心室へと伝達されますが、WPW症候群では信号が通常のルートのほかKent束を経由する2つのルートを伝わるため、発作が起きると拍動リズムを乱してしまいます。確かに合併症の中には命に関わるものも有りますが適切な処置がなされれば死亡にまで至る可能性はそう高いとは言えないですし・・・。 カテーテル手術は、覚醒(かくせい)した状態で行っても、通電に伴う痛みはほとんど感じません。

 

 このWPW症候群の発作は、カテーテル手術によって、副伝導路を電気が通らないようにすることで予防できます。発作時の脈拍は240回(bpm)以上にも達します。WPW症候群とは、心房と心室の間に生まれつき余分な伝導路があり、その伝導路が急に旋回をおこすために生じる頻脈のことを言います。心臓の拍動を促す電気信号は、心臓上部の心房から下部の心室へと1本の伝導路に沿って伝わります。

 

発作時の治療法には、迷走神経刺激法(迷走刺激を刺激して房室伝道を抑制する)を行います。多くの原因としては、Kent束と呼ばれる副伝導路が存在することによって、リエントリー回路を形成することで生じます。不整脈を専門に診ている病院での手術をお勧めします。すると、二つの伝導路の間で電気信号が行き来して電気興奮という状態になり、1分間に150回以上の頻拍が突然出ます。

 

 しかし、WPW症候群では、生まれつき「副伝導路」と呼ばれる余分な伝導路があり、そこにも電気信号が流れてしまいます。電気興奮が起こらなくなるため、頻拍が止まります。WPW症候群は心電図のV1誘導のR波でA型とB型に分けられA型のKent束は左側、B型は右側と記憶していたのですがC型って?・・・。

 

数日の入院は必要ですが、98%以上の確率で頻拍は根治します。WPW症候群は、心房と心室とを直接連結する副伝導路が存在し、心室の早期興奮が生じる状態です。房室エリントリ頻拍、発作性心房細動、心房粗動の合併が多く、合併時には動悸が自覚症状として現れます。予後は一般的に良好ですが、副伝導路の不応期に心房細動・粗動から心室頻拍・細動へ移行するものがまれにあるといわれています。

 

WPW症候群の半数以上に、「発作性上室性頻拍」や、「心房細動」がおこります。

 

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