ブートレガーズ601xx
ブートレガーズ601xx
ディテールや素材、隣接するカバーオール達との関連から考えると、「車掌」が着るジャケットの意とも捉える事が出来ます。しかし一度袖を通してもらえば分かる通り、このジャケットは非常にタイトでスタイリッシュなシルエット。たとえこの時代のビートニク達に、特定の「スタイル」と呼べるようなファッションは存在しなかったにせよ…。
例えばギンズバーグが初めて"吠えた"夜。「BEAT GENERATION」の名が示すように、やはりこれはビートニクの「指導者」が着るジャケットと考えた方がしっくりきます。しっかりしたモノ作りが出来るからこその変化球アイテム、と言うことを思い知らされます。
その独特のパターンが産み出す雰囲気は、もはやカバーオールでも無ければ、ワークウエアですらありません。と考えると、自然とコーディネートが浮かんできます。 。
黒縁の眼鏡にキャスケットやニットキャップを合わせ、60'sテイストのTシャツをインナーにすると本性を現す、ある意味もっともブートレガーズらしいジャケットがこのコンダクタージャケットです!カバーオールと同様のチェンジボタンやヴィンテージ風のポケットディテール。ポエトリーリーディングで着ていたジャケット、とか、シティライツ書店に集まる"地下街の人々"が着てたジャケット、とかを、ブートレガーズのフィルターを通して形にしたジャケット。