寝汗の対策

寝汗の原因

冬に寝汗の原因をかきやすいのは、布団を厚くかけているため汗が蒸発しにくいためです。 汗のタイプも運動後にかくようなサラサラとした汗です。このタイプの汗は朝型に「レム睡眠」をしているときに夢を見やすいためおこりやすく、朝パジャマがぐしょぐしょになっているため気になる人がいます。  記載内容から判断しますと、あなたの汗は病気による「盗汗」ではなく、むしろ健康すぎるために睡眠の深度が非常に深く、寝ている間の発汗中枢の体温のセットポイントの低下が強いための発汗だと思います。

 

こちらは、治療の必要があり、病気が治癒すれば寝汗の原因も減少します。これは頭部や首から胸の周りを中心に粘っこい汗をかくもので、虚弱な人や、精神不安の人、慢性の消耗性の疾患の人に多くみられます。 これらの発汗は「寝汗の原因」と言っても全く生理的なもので異常ではありません。

 

奥さんが不快感を持つようですが、あなたの場合には汗をかくことがきわめて生理的なことなのですから、「オレの汗は健康な証拠だ」と開き直ることが肝要です。 特に、最初に睡眠が深くなったときに多くの汗をかく傾向があります。人間は就寝時にはだれでも発汗をします。

 

ところが「寝汗の原因」のなかでも「盗汗」と呼ばれる種類のものがあります。それは睡眠が深くなると視床下部の発汗中枢の体温のセットポイントが下がり、体温を下げようとして汗をかくからです。 もうひとつは健康な人でもよくあることですが、夜夢を見やすい人が何か興奮するような夢を見た時に一時的に「温熱性発汗」の中枢を刺激して多量の汗をかきます。

 

この現象は横になることによって起こる一種の反射と考えてよく、発汗により体温の調節をしているわけです。寝汗の原因は体温調節の重要な役割を持っています、大人では就寝時6−7時間で平均ビール瓶1本分くらいの発汗があると言われています。

 

乳幼児は大人より汗をかきやすく、健康な乳幼児では就寝後、頭部、額、首などを中心に汗をかくのが一般的で、特に就寝まもなく沢山の汗をかくことが普通です。

 

当然、夏の方が多く、その場合は『あせも』への注意が必要ですし、目覚めてからの水分補給も夏場は特に大切です。

 

長く続く寝汗の原因は、従来結核の一つの症状と言われていましたが、特に子供の場合は因果関係は証明されておらず、健康な児ほど寝汗の原因を多くかくと言う学者もいるほどです。

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