福山 競馬

福山 競馬

福山競馬場

 

 

後述のコース改修により、4コーナーは以前と比べ緩くなった。しかし、中央競馬のアングロアラブ系の競走の廃止に端を発して、アラブ系種の馬の生産が近年激減、2005年にはついに僅か78頭の生産にとどまるなど、アラブ系のみでは必要数を揃える事が遠からず不可能になる事が明白な事、また全国的にも中央競馬との競走馬、騎手などの人馬の交流が活発化していることなどの時代的背景から、当競馬場を管理する福山市は2005年10月に開いた市議会の特別委員会でサラブレッドを導入することを正式に決定、11月1日より導入を開始した。

 

通常、地方競馬のレースを開催し継続するためには、小さな競馬場と言われるところでも少なくとも400頭以上は確保する事が必須条件である。全周1000 m、幅員18?25 m、右廻り、起伏のない平坦な路面、直線距離200m 施行可能距離 800m,1250m,1600m,1800m,2250m,2600m コーナーがきつく、長方形になっている為「弁当箱の様なコースだ」と揶揄される事もある。

 

福山競馬場(ふくやまけいばじょう)は広島県福山市千代田町にある地方競馬のための競馬場である。

 

サラブレッドの本格導入、またアングロアラブの在きゅう頭数の減少に伴って、従来アラブ系単独の競走として実施されてきた主要なレース(重賞・特別)がサラ系単独、もしくはサラ・アラブ混合の競走に転換されており、2008年度の番組におけるアラブ系単独での重賞競走は3レースにまで減少している。

 

そのため、先行馬がペースを落とさずコーナーを曲がれるので、後ろからの馬は届かない場合が多い。更には近年の経費削減の一環として砂補充を敬遠する傾向があり、より先行有利な馬場となっている。名馬としてローゼンホーマやスイグンが有名で名を冠した重賞競走(ローゼンホーマ記念)もあった。D-Net加盟。

 

高崎競馬場にて騎乗経験がある騎手は、「高崎の方がコーナーが厳しかった」と口を揃えるほどに緩くなった。またかつては山陽杯と題し、兵庫県競馬組合(園田競馬場、姫路競馬場)との交流戦を開催したこともある。

 

これまで福山競馬場はコースが小さいことからサラブレッド種の導入が難しいとされ、全国の競馬場の中で最後までアングロアラブ種のみで競馬番組が編成されてきた競馬場であったが、アングロアラブ種の生産頭数の急減の煽りを受ける形で、2005年12月4日よりサラブレッド種による競走が開始された。主催者は福山市競馬事務局。

 

福山競馬場はそのコースの小ささ、カーブのきつさもあり、サラブレッドよりは速度の遅い、ただし故障・消耗に強いアングロアラブ種のみで長年この頭数を確保してきた。なお、当面はアラブとの混合レースの開催も予定している他、サラブレッド本格導入の為に必要な設備の改善として、第3〜4コーナー付近をスパイラルカーブの形状に変更するための改修工事を2006年2-4月に実施する予定としている。

 

また、2007年からはJRA認定競走も開催されている。1949年(昭和24年)9月18日に開設された。

 

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