子宮と卵巣

エストロゲン過剰

子宮体ガンはエストロゲン過剰の環境で罹患率が高くなるのです。しかも抗エストロゲン作用をする黄体ホルモンも排卵しないので分泌されません。

 

多嚢胞性卵巣症候群の方が、そうでなに人に比べて子宮体ガンに罹りやすいのは、なかなか排卵しないからです。残念ながら多嚢胞性卵巣症候群自体を治療する方法がありませんから、基礎体温をつけてみて排卵していないようならピルや黄体ホルモン剤で、将来の子宮体ガンを防ぐことになります。

 

もちろん、妊娠希望なら排卵誘発剤を使います。具体的には、子宮内膜が更新されずに厚くなったままになっていることが問題なので、定期的に生理を起こすことが大事です。

 

多嚢胞性卵巣症候群だと、卵巣の中に常にエストロゲンを作り出す小卵胞がいくつも存在するので常に高エストロゲン状態です。

 

子宮と腸と卵巣が癒着

私も子宮と腸と卵巣が癒着して一塊になっていたようで、手術時に剥がして貰いました。質問者さんの内膜症は、卵巣で発症しているのですか?卵巣で発症していなければ、子宮のみの摘出で卵巣は摘出されないで済むので更年期障害の心配はなくなるのですが。癒着していた時は、生理時以外でも酷い痛みがあって、夜タクシーで病院に行った時もありますし、普段は毎日痛み止めを飲んで過ごしていました。

 

私は腺筋症(内膜症が子宮内に発症する)を持っていて、2年前に核出手術を受けました。エコー検査で子宮の裏側にしこりのようなものが写っていたそうですが、子宮と腸とで癒着が起こっているのではないでしょうか。

 

専門外の医師ですと、あまり詳しく診てくれませんし、的確な判断もして貰えません。内膜症は完治することはなかなか難しいようなので、現在は発症を押さえるために低容量ピルを服用しています。

 

現在痛みはありません。内膜症は専門医に診てもらうのが一番良いと思います。

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